研究計画セッションの公募
サービス学の発展に寄与する研究計画を提案し議論するセッションを新設します。
本セッションの設立背景・意義
- データ分析後の成果発表だけでなく、研究計画段階からオープンに議論することで発表者・聴講者ともにサービス学への理解を深めることができます。
- 通常、助成金に研究計画を応募しても結果の通知だけで内容に関する詳細なフィードバックはありません。本セッションは、一般発表の査読よりも詳細な査読レポートをフィードバックします。
- 研究計画をブラッシュアップできる風土・場を国内大会に作ることで、その後の各種助成金への応募を通じてサービス学にまつわる研究の活動資金が増加する可能性が高まり、サービス学会の魅力を高めることができます。
- 特に、これから学位論文に取り掛かろうとする学生会員がサービス学の研究テーマを発展させる場を学会全体で明示的に作ります。ただし、本セッションの応募者は学生会員に限定されるものではなく学会員であれば誰でも応募可能です。
本セッションの利点
ディスカッションの時間と研究協力者の拡充
- 通常の口頭発表が1セッション4~6名であるのに対して、本セッションは2~3名で構成されます。1件あたりの持ち時間は目安30~45分です(プログラム編成によって、若干変更します)。
- 持ち時間を倍にしつつ、発表時間は通常の口頭発表と同じに設定することで、ディスカッションの時間を長く確保できます。議論を通じて、会場の聴講者とサービス学のディシプリンを共創いただくことが本セッションの狙いです。
- 議論の時間が十分に持てますので、研究計画に参画する仲間を募ることも可能です。
査読レポート
- 予稿原稿に対して、本セッションのために特別に組織された査読チーム全員からの査読レポートを受け取ることができます。これによって、研究計画を効果的にブラッシュアップできます。
アブストラクトの応募フォーマット
- 応募締め切り:
2024年11月29日23:59
- 応募資格:
学会員(学生会員に限定されるものではありません)
- 応募受付メールアドレス:
M-serviceology-d13program-ml@aist.go.jp
- 書式:
自由
- WordまたはLaTexファイルで作成し、そのテキストファイルとPDFの2つをプログラム委員会(M-serviceology-d13program-ml@aist.go.jp)までメールにて送付ください。3営業日以内に受領のメールを個別返信します。受領メールが届かない場合は再度お問い合わせください。
- アブストラクトは書式自由ですが(章立て、フォントサイズ等の指定もありません)、タイトル、著者名情報、本文、図表、参考文献を含めて4ページ以内とします。アブストラクトの段階では必ずしも参考文献を示さなくても構いませんが、採否に影響する場合があります。
- 研究計画内容と併せて、「(著者が考える)サービス学とは何か?」と「提案する研究計画が、著者の考えるサービス学の発展にどのように貢献するのか?」の二点について、ご自身と異なる専門分野の人にも分かるように書いてください。
- アブストラクトでは上記「サービス学への貢献可能性」が最重要視され、最大10件程度がフルペーパーの執筆・査読に回ります。アブストラクトで不採択の場合、査読チームからの査読レポートはありません。
- 予備調査・予備実験の位置付けでデータを示すことは歓迎しますが、研究計画ではなく研究成果の報告となっているものは採択されません。
- 説明に不明瞭な点がある場合は、締め切り前であれば担当者から質問し加筆修正をお願いすることがあります。そのため、早めに応募された方が有利になることがあります。ただし、加筆修正して再投稿する場合も締め切りは変わりません。再投稿が締め切りに間に合わなかった場合、締め切り以前で最後に投稿されたアブストラクトが審査対象となります。
- 応募多数の場合、公開された投稿締め切り日程(2024年11月29日23:59)よりも前に締め切らせていただく場合があります。既に原稿執筆を開始していて早期締め切りが心配な場合は、応募先メールアドレスまでお問い合わせください。
- 単著でも共著でも、どちらでも応募可能です。ただし、同一年度の本セッションへの主著としての応募は一人1件までとします。異なる内容であれば、本セッションと一般発表の両方に同一人物が同時に応募することは可能です。一般発表への主著としての応募件数の制限はありません。
アブストラクト採択後のプロセス
- 2024年12月2日を目途に、採否結果を投稿者に通知します。
- アブストラクトが採択された場合、フルペーパーを書いていただきます。フルペーパーのフォーマットは一般口頭発表と同じものを用います。フルペーパーの提出締め切りは2025年1月10日23:59です。査読チームの査読時間確保のため、延長はありません。
- フルペーパーは査読され、最大3件が国内大会での発表に進みます。
- 一般発表の査読とは異なる臨時の査読チームによって、本セッションで発表するものが選ばれます。フルペーパー査読に回った提案は、採否にかかわらず査読レポートを受け取ることができます。採択されなかった提案は、査読結果によっては「口頭発表/ポスター発表」のいずれかに振り分けられる可能性があります(ご辞退いただいても構いません)。
- 本セッションに選ばれた提案の中から1件、会場で最もサービス学の共創がなされたと評価された発表は表彰されます。
企画責任者
ホー バック(産業技術総合研究所)
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