Tourism SIG ツーリズム・イノベーションと価値共創
- 目的
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観光産業はサービス産業の一つの支流である。スマートツーリズム・デスティネーション(Smart
Tourism Destination: STD)は,スマートツーリズムの台頭によって生まれた新しい概念であり,観光地
に競争優位をもたらすための市場戦略の方向の一つとして注目を浴びている。STD は「最先端技術によ
って構築されたイノベーティブな観光地」と定義され,主に,旅行者体験の強化といった消費者視点及
び,観光地の諸問題の解決といった事業者視点からのアプローチにより研究されている。STD の原点は,
共通のプラットフォーム上で観光客,観光関連の事業者,観光地が相互関係を持ちながら共生していく
エコシステムであるため、ツーリズム・イノベーションと観光地における全てのステークホルダーの価
値共創というサービス・ドミナント・ロジック(Service-Dominant Logic: S-D Logic)の考えが不可欠で
ある。
近年、観光産業ではイノベーションが急速に普及している。観光地において、顔認証によるウェルカム
サービス、手ぶら決済、ホテルのキーレスドア解錠をはじめ、様々なサービス・イノベーションがより多
くの観光事業者に積極的に取り入れられている。特にコロナ禍による移動制限は、仮想現実(Virtual
Reality: VR)、拡張現実(Augmented Reality: AR)などの技術による観光業界メタバースの発展を一気に
加速させた。そこで本 SIG では、ツーリズム・イノベーションと価値共創を通じて、持続可能な STD エ
コシステムの構築を目指していく。
- メンバー
- 代表者・事務局担当:佐野 楓(和歌山大学)
- コアメンバー:阿部信一(株式会社 ANA 総合研究所)、佐野宏樹(立命館大学)、永田修一(関西学院大学)、増田央(京都外国語大学)、奥田隆明(南山大学)、
Husna Zainal Abidin(和歌山大学)
- 活動計画
- 年 4 回程度の公開研究会(ハイブリッド)を開催する。
- 競争的研究資金を申請する。
- 御関心のあるかたへ
下記にご連絡ください。
- 佐野 楓: kaede[at]wakayama-u.ac.jp
[at]はアットマークのことです。
SIG活動にあたって登録された個人情報は、サービス学会におけるSIG活動以外の目的には使用いたしません。
- 活動実績(2023年度)
- 実施回数:1回(内オンライン0回)
- 平均参加者数:6名程度
- 活動内容:SIGメンバー同士の意見交換, SIGメンバーとの企画による共同調査(定量)
- 開催周知方法:今年度はSIGメンバーのみでしたので、基本的にメールにて連絡しておりました。
- 主な活動成果:連携研究プロジェクト(SIGメンバー同士或いは外部人材を含む)の開始, 研究資金獲得あるいはそのための申請
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