Supply chain SIG グリーン社会の実現を目指したSCMの創成
- 目的
- サプライチェーンマネジメント(SCM)は産業界における重要な経営視点の一つであり、社会の持続可能な発展に向けて,工学・情報学・社会科学・経済学・経営学など幅広い学問領域から,これからの時代に求められるSCMの議論が急務となっている。本SIGでは工学・情報学・社会科学を軸としながらも、経済学・人文学など様々な学問領域から、持続可能なSCMを構築するために解決しなければいけない課題の特定,解決のために創出すべきSCMの価値について議論することを目的とする.
例えば、サーキュラーエコノミーやフードセキュリティといった持続可能性の観点をふまえた都市圏レベルでのSCMのあり方について議論するための学術研究の整理や、シミュレーションモデルの構築を目指す.それ以外にも、持続可能なSCMを構築する上で解決すべき現代的課題や、創出すべき価値は多様であることから,企業間取引データ等のビッグデータを活用した現状把握方法、など持続可能なSCMに関わる様々な研究テーマについて議論する.
- 本SIGの活動を通じて,これからの時代にSCMが作り出すべき価値について検討しながら,都市の中のサービスとしてのサプライチェーンのあるべき姿について学術的なエビデンスに基づく示唆が得られると期待される。
- メンバー
基本的にはこれまでのSupply Chain SIGを継続する形で,委員長,副委員長,コアメンバーを中心として活動を行う.メンバーとアドバイザーはSIGの活動に対して助言を行うなどの立場で活動をサポートする.産業界・行政界からの実務者を含む新メンバーは活動範囲を徐々に拡大しながら増やす.
- 委員長:川崎智也(東京大学)
- 副委員長:大窪和明(東北大学)
- コアメンバー:荒谷太郎(海上技術安全研究所),佐野宏樹(立命館大学),中道久美子(東京工業大学),森川想(東京大学)
- メンバー:西野成昭(東京大学),松田琢磨(拓殖大学)
- アドバイザー:青山和浩(東京大学),井村直人(東京大学)
- 活動計画
- 年4回程度の研究会を予定している.サービス学会の国内大会,もしくはICServ での特別セッション開催する予定である.さらに研究会でアイディア膨らませ,コアメンバーを中心に科研費申請を行う予定である.
- 御関心のあるかたへ
- 川崎智也(東京大学)kawasaki [at] sys.t.u-tokyo.ac.jp にご連絡ください。
- [at]は@のことです.SIG活動にあたって登録された個人情報は、サービス学会におけるSIG活動以外の目的には使用いたしません。
- 活動の最新情報はこちらをご覧ください。
- https://www.logistics.sys.t.u-tokyo.ac.jp/supply_chain_sig/
2022年度-2023年度 Supply chain SIG データ駆動型アプローチによるSCMの価値共創(終了)
- 目的
- サプライチェーンマネジメント(SCM)とその構成要素である物流の対象は広範であり、工学・情報学・社会科学・経済学・経営学など幅広い学問領域であるとともに、産業界においても重要な経営視点の一つである。同学問領域では、労働者不足や高齢化などの労働問題の解決、温室効果ガス削減など環境負荷の小さいSCMの推進など、持続可能性に関する議論が急務となっている。これらの問題は単にSCMを最適化するだけでは不十分であり、制度や慣習などの社会的背景を考慮し、複数ステークホルダーを巻き込んだサービス設計が求められる。そのためには、物流システムを含むSCMの現状を客観的なデータをもとにして正確に把握することが必要である。
- そこで本SIGでは、工学・情報学・社会科学を軸として、経済学・人文学なども加えて様々な領域を専門とするメンバーにより構成し、SCMを学際的分野として捉え、データ駆動型アプローチによりSCMの全貌を捉え、複数ステークホルダーを巻き込んだサービスとしての価値の創出目指す。具体的には、都市圏レベルでのSCMシミュレーションモデルの構築、企業間取引データなどのビッグデータを活用した現状把握方法、などの研究テーマについて産官学の視点から議論していく。
学際的観点および産官の視点も取り入れながらSCM全体を俯瞰し、データ駆動型アプローチによりSCMを捉えることで、従来行われてきた局所最適ではなく全体最適のための分析が可能となり、複数のステークホルダーを有機的に作用させることによりサービスの価値を共創し、生産・消費に隠れてきた物流がもつ価値を再検討することが可能となる。また現状の生産・物流・消費の各段階が持つ課題を多角的に示すことで、都市の中のサービスとしてのサプライチェーンのあるべき姿を構築することができる。「SCMに求められる価値」を踏まえた生産・消費活動を含むSCMの在り方に対する示唆を導くことができると考えられる。
- メンバー
- 委員長:川崎智也(東京大学)
- 副委員長:大窪和明(東北大学)
- コアメンバー:荒谷太郎(海上技術安全研究所)、森川想(東京大学)、中道久美子(東京工業大学)
- メンバー:西野成昭(東京大学)、松田琢磨(拓殖大学)
- アドバイザー:青山和浩(東京大学)、井村直人(東京大学)
- 活動計画
- 年 4 回程度の研究会を予定している。サービス学会の国内大会、もしくはICServ での特別セッション開催する予定である。さらに研究会でアイディア膨らませ、コアメンバーを中心に科研費申請を行う予定である。
- 活動実績(2023年度)
- 実施回数:3回(内オンライン0回)
- 平均参加者数:10名程度
- 活動内容:SIGメンバー同士の意見交換, SIGメンバーとの出張を伴う現地視察・現場観察, SIGメンバーとの企画による共同調査(定量), 外部スピーカーによるゲスト講演や意見交換の実施
- 開催周知方法:開催決定時(開催1ヶ月前程度)にメンバーにメールで案内
- 主な活動成果:サービス学会国内大会への発表登録, 連携研究プロジェクト(SIGメンバー同士或いは外部人材を含む)の開始, 研究資金獲得あるいはそのための申請
- 活動実績(2022年度)
- 実施回数:4回(内オンライン1回)
- 平均参加者数:6名程度
- 活動内容:SIGメンバー同士の意見交換 / SIGメンバーとの出張を伴う現地視察・現場観察 / 外部スピーカーによるゲスト講演や意見交換の実施
- 開催周知方法:開催1.5ヶ月前にメンバーにメールにて連絡
- 主な活動成果:サービス学会国内大会への発表登録 / 連携研究プロジェクト(SIGメンバー同士或いは外部人材を含む)の開始 / 研究資金獲得あるいはそのための申請
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