「製造業のサービス化戦略:学際的研究を通した産官学連携による価値創造」特集 論文募集

2019年3月1日 サービス学会 ジャーナル編集委員会

特集の趣旨

本特集号のテーマは「製造業のサービス化」である。製造業のサービス化とは、単にサービス事業の拡大という意味にとどまらず、製品にサービスを組み込むことによるものづくりの変化、それに伴う製造業のビジネスの革新を指し、製造業の新たな成長戦略や持続可能な社会の実現手段として注目を集めている。製造業のサービス化に関する研究は、主にオペレーションズマネジメントの分野において、環境負荷と生産システムの関係、BtoBにおけるイノベーションマネジメントについて、欧米の研究機関による研究蓄積が着目される。昨今、情報通信技術の進展、そしてサービスに関する学際的(interdisciplinary)研究が着目されることで、「製造業のサービス化」に関して、幅広い分野からの研究が期待されている。しかし、現状では企業の特筆すべき実践例も少なく、日本における研究蓄積も未だ充分ではない。

本特集では、「製造業のサービス化」戦略に対して、我が国の産官学における取り組みを活性化することを目的とする。そのため、サービス化の理論や方法論に関する学術的な研究、例えば、サービス工学、サービスサイエンス、オペレーションズマネジメント、マーケティングなどの分野からの研究論文の投稿が期待される。また実務や政策立案に資する研究も積極的に募集する。研究テーマとしては、例えば、サービス化進展に関する実証研究や、日本企業を対象とした事例研究、さらに企業や環境、社会に対するサービス化の影響を測定評価するための研究などが挙げられる。その他、サービス化の研究および実務領域の拡大に資する萌芽的な研究も広く受け入れる。積極的なご投稿をお待ちする。

ゲストエディタ

本特集は、1名のゲストエディタを迎え、下記の先生方で編集されます。

  • 木見田康治(首都大学東京 システムデザイン学部 助教)
  • 西岡健一(関西大学 商学部 教授)

論文の執筆要領

「サービソロジー論文誌」原稿執要領によります。また、本特集では、原著論文、実践論文、研究ノートを受け付けております。詳細は、こちらをご覧ください。

査読手続き

通常の投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常より短縮される可能性がございます。投稿に際し、あらかじめご了承ください。

スケジュール

  • 投稿締切: 2020年6月30日(火)
  • 発刊予定: 2021年4月頃

 

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