サービスプラクティス バックナンバー

Service Practice: Back Number

目次:

Vol.1, No.1

実践レポート

赤ちゃん型コンパニオンロボットによる介護職員の精神健康度の改善

大和 信夫, 住岡 英信, 塩見 昌裕, 神田 陽治

Vol.1, No.1, pp.1-5, 2024.6

概要: 介護現場で利用されるコンパニオンロボットが認知症高齢者に良い効果をもたらす半面,その運用に関わる介護職員に対しては,ストレス,責任,業務負担を増やす側面があり,介護施設で提供されるサービスの質の低下を招く.この課題に対し,コロナ禍の最も厳しい時期に,介護施設において現場の介護職員のみで実施した,赤ちゃん型コンパニオンロボットの約1カ月に渡る長期導入実験における,介護職員の精神健康度の改善について報告する.

編集委員会からの総評: 本実践レポートは、介護サービスの現場におけるコンパニオンロボットの適用・評価に関するものであり、「サービスプラクティス」の趣旨に沿っている興味深い内容である。特に、赤ちゃん型対話ロボットの導入により、要介護者だけでなく、介護職員の精神状態も良くなったという現象はたいへん示唆に富んでおり、介護サービスの研究および実践にとって有益な実践例である。

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