「サービスデザイン」特集 論文募集
特集の趣旨
本特集号のテーマは「サービスデザイン」である。我が国の産業がサービス化していく状況で、当学会として研究すべきことのひとつに、新しいサービス（ビジネス）の構築がある。新しいサービス（ビジネス）に参画し価値を創り出す人々を、いかに巻き込み、社会にとって望ましい行動を促し、その実行を支援するかという観点が重要である。
本特集号では、「サービスデザイン」研究として、新しいサービス（ビジネス）構築に向けた、サービスの考え方、サービスの分析（参画する人々の行動分析を含む）、サービスの構成論（行動変容をもたらすサービスの構成方法論を含む）に関する学術論文、実務論文を募集する。
本特集号の「サービスデザイン」研究は、デザイン分野だけに限らず、行動科学（心理学・行動経済学、脳科学など）、社会学、文化人類学、工学、経営学などを含む。これらの多様な学問の横断により有意義かつ有効な知見を生み出すことを特集の狙いとしている。また、デザインの対象もヘルスケア、フィットネス、金融、教育などのサービス業だけでなく、省エネ、働き方改革、安全管理などの活動や、地域計画も包含する。
新しい領域なので、海外での考え方・研究を焼き直し、我が国で適用できるようにパラメータを変えただけの研究よりは，実用性がありオリジナリティの高い論文を期待している。形而上的、哲学的なデザイン論だけの論文ではなく、サービスの構築に役立つ実用化の視点を持つ論文、実務的な取り組みを含む成果について積極的な投稿を募集する。デザイン成果物としての作品を提示する場合でも、作品集的な論文ではなく、提案するサービスデザインの考え方や理論を作品紹介で補強するという形態の論文を期待する。
ゲストエディタ
本特集は、下記の方々をゲストエディタに迎えて編集されます。
- 山岡俊樹（京都女子大学 家政学部 教授）
- 武山政直（慶應義塾大学 経済学部 教授）
- 山縣正幸（近畿大学 経営学部 教授）
論文の執筆要領
「サービソロジー論文誌」原稿執要領によります。また、本特集では、原著論文と実践論文の2種類の論文を受け付けております。詳細は、こちらをご覧ください。
査読手続き
通常の投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常より短縮される可能性がございます。投稿に際し、あらかじめご了承ください。
スケジュール
- 投稿締切：
2019年12月31日（火）→ 2020年1月31日（金） ※延長しました - 発刊予定： 2020年10月頃