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「サービス学フォーメーションWG」の立ち上げについて news

2024年10月22日
村松潤一(岐阜聖徳学園大学)

 このたび、会員有志により「サービス学フォーメーションWG」を立ち上げることにいたしました(2024年10月11日理事会承認)。サービス学会が設立されてから早くも12年が経過し、この間、様々な取り組みがなされ学会活動も活発に推移してきました。しかし、学際的研究が求められるが故に、必ずしも、サービス、サービス学についての共通理解が得られているわけではありません。もし、文理、理論と実践の垣根を超えた認識をサービス、サービス学に与えることができれば、学会のますますの発展に大きく寄与することになります。
 そのためには、会員が相互に意見を述べる機会を設けることが重要であると考えられます。そこで有志によりWGを立ち上げ、本学会にとって喫緊の課題に取り組むことにいたしました。詳細については以下の通りです。会員の皆様から多くの参加をいただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

趣旨

サービス、サービス学に関する共通理解を確立し、本学会の発展に寄与する。

  • サービス学会ではサービスに関わる「社会のための学術」 の構築とともに、様々な産業課題の解決に寄与する、産業界・学術界への人材輩出を目指しています。そのためには、多くの学生の皆さんにサービス学について知ってもらい、いつでも最新のサービス研究に触れ、交流できる場として、卒業後にもサービス学会を活用したいと思ってくれるような機会の提供が重要と考えます。
  • そこで、国内大会などにおける学生の発表・交流を増やし、奨励し、またビジビリティを高めていくための最初のステップとして、学生会員の入会金・年会費を一定期間優遇します。社会人学生も対象です。

活動方針

  1. 会員が相互に自由に意見が述べられる機会を提供する。
  2. 毎月1回程度のオンライン会議を開催し、そこで取り上げられたテーマに関して討議する。
  3. 自由な討議を通じて得られた共通理解を暫定的ながらも学会の共有財産とし、逐次、更新していく。

活動期間

2024年10月から2025年6月

2024年度活動計画

 まずは、サービス概念に関する議論が多く為されているマーケティング研究領域から話題を提供し、積極的に意見交換をする。会議予定(日時未定)とテーマは以下の通りである。

  • 10月 S-Dロジックにおけるサービス概念
  • 11月 Sロジックにおけるサービス概念
  • 12月 関連研究領域におけるサービス概念
  • 1月 日本学術会議経営学委員会・総合工学委員会合同サービス学分科会での議論、提言・報告等の内容
  • 2月  総合討議
  • 3月  国内大会OSでの公開討論
  • 4月  サービスおよびサービス学に関する定義の試み
  • 5月  文理、理論と実践の視点からのコメント
  • 6月  サービスおよびサービス学に関する暫定定義の表明

立ち上げメンバー

  • 根本 裕太郎(横浜市立大学)
  • 増田 央(京都外国語大学)
  • ホー バック(産業技術総合研究所)
  • 村松 潤一(岐阜聖徳学園大学)

参加・その他に関する問い合わせ先

村松 潤一 jmura@gifu.shotoku.ac.jp

 


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